水子供養は亡くなられたお子さまの魂を癒すこと、ご冥福を祈る意味もあります。
また、水子供養はお子さまだけでなく、お母さまが後悔や悲しみを残さないように、
前に向いて歩くために必要なこともあります。
流産・中絶・死産でお子さまが亡くなられた時
元々水子供養は流産・死産で命がなくなった場合、または乳幼児期に命を失ってしまった場合に行われるものでした。
しかし、現在では出産まで至らずに、流産・中絶・死産で亡くなってしまった場合に行われています。
水子供養は亡くなったお子さまを成仏させてあげること、幸せを願う意味で行いますので、このタイミングで
供養をしてあげることが望ましいです。
水子供養の日取りを決めるなら、四十九日供養が理想的といえます。
私たち日本人は古くから49日という日数をかけて、お亡くなりになった方をご浄土へお送りしてきました。
初七日の期間は、不安定な魂が浄土に迷うことなく、無事に辿り着けるように毎日お祈りする必要があります。
供養を繰り返すことでお子さまが浄土に召され、仏様のご加護を受けられるようになります。
無事に成仏すると仏の世界で新たな精霊として誕生します。
49日以外でも日取りのご相談は受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
水子には形がないため、形を与えてあげることが大切です。
そのため、水子には一霊一基の位牌を作り戒名をつけ永代にわたって供養してあげることで、
水子の魂を癒すことができます。
位牌を作るということは、霊の宿るところを作ってあげるという意味があります。
水子の場合、俗名がありませんので、経典の中から文字を頂き戒名として名付けます。
位牌ができたら、形のなかった水子を形あるものにするため入魂を致します。
そうすることで永代に渡り水子の存在を忘れることがなくなります。
また、お位牌は本堂に保管して永代供養します。